機能
現物のプレス製品に忠実な穴形状検出
プレス製品の組付け用穴などは、中心位置の精度がかなり重要となります。従来の検査手法における穴中心座標の抽出精度に問題をかかえていませんか。
spGaugeはCADデータから「丸穴」「角穴」「長穴」を認識し、測定点群データから自動的に抽出および検査ができます。
従来の検査手法に比べて検査時間も圧倒的に短縮されます。
CADデータから穴形状を自動認識
プレス製品のCADデータから自動で検査対象の穴形状を認識し登録します。
自動認識する穴形状の種類
- 丸穴
- 長穴
- 角穴(コーナにR部があっても認識)
- 鍵穴
穴底や治具の点群を自動判別
プレス製品を非接触測定機で測定した場合、穴の板厚部や治具部にも測定された点群データが存在します。spGaugeは板厚部や治具の点群データを自動的に判別し、抽出対象から除外することにより穴のエッジを忠実に抽出することができます。
非接触測定とspGaugeを組み合わせで検出精度向上
接触測定では、穴のエッジ部を数点測定し、穴中心を算出します。測定ポイントの数が少ないため、測定ポイントの位置によって検出した穴の中心にばらつきが発生します。
穴の中心にばらつきがある接触測定結果のまま生産準備の工程が進んでしまうと、アセンブリ時の不具合発覚・再検査・修正などの手戻り等が発生してしまいます。
非接触測定は穴全体が測定できるため、正確な結果を算出できます。
非接触測定とspGaugeを組み合わせて使用すれば、手戻りの発生を抑え、ものづくり工程全体の時間短縮につながります。