活用例
モータースポーツのチューニングパーツ製作で試作品作成工数を1/10に削減 -株式会社トムス様
株式会社トムス様は1974年に創業され、トヨタのオフィシャルチューナーとして、モータースポーツ・自動車用品・デザイン、そして最近ではモータースポーツとテクノロジーが融合したエンターテイメント施設「シティサーキット東京ベイ」を開業するなど幅広い事業を手掛けていらっしゃいます。
今回はデザイン事業部設計課の田畑様に、spGateの活用状況を伺いました。
spGateを導入した背景をお聞かせください。
田畑様 :取引先から支給されるデータはCATIA V5データが多く、トムスではThinkDesignを使用して設計を行っています。CATIA V5のデータをThinkDesignで使用できるCADフォーマットに変換するツールとして、販売会社からspGateをご紹介いただき、データ変換だけでなく他にも活用できそうな機能があったため導入することになりました。
現在もデータ変換をメインで使用されているのでしょうか。
田畑様:8割が「データ変換」、残り2割が「ポリゴンの厚み付け」のためにspGateを使用しています。
「データ変換」には、spGate-Standardに付属しているバッチ変換ツール「spGate-Job-Manager」を使用しています。コロナ以降は、競技車両の製作が増えているため、「データ変換」の頻度も増えています。プロジェクトがスタートすると、1~2週間は終日変換している時もあります。
spGate-Job-Managerは、データを登録しておけば変換が終わっているので、とても助かります。
「ポリゴンの厚み付け」は、トムス様からの要望で開発された機能でしたね。
田畑様:はい、そうですね。取引先からデータが支給され、そのデータをThinkDesignで加工し、3Dプリンターで試作部品を作成します。3Dプリンターで試作部品を作成するため、モデル加工後にThinkDesignで厚み付けを行っていました。しかしモデルの形状が複雑なため、厚み付けの作業を行うだけで1パーツ8時間ぐらいかかっていました。 CAD面のまま処理するには限界があると感じたので、CAD面からポリゴンメッシュに変換すればアルモニコス様に何とかしてもらえるのではないかと思い、相談しました。
spGateの「ポリゴンの厚み付け」機能を使用するようになってから、作業時間に変化はありましたか。
田畑様:平均して10分の1程度になっています。モデルによっては8時間かかっていたものが、10分で終わるほど作業時間が短縮できています。
アルモニコス:10分の1はすごいですね。業務効率化に貢献できてうれしいです。spGateは、「CADにない機能」をユーザー様からのご要望でいくつも開発し、新機能として搭載しております。今後もトムス様の業務改善に貢献できればと思いますので、お困りごとがございましたら遠慮なくご相談ください。本日はご多用のところ、お時間をいただきありがとうございました。
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