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活用例

夜間に膨大なCADデータを変換したい(機械メーカーC社様)

取引先から膨大な数のCADデータを受け取った場合、個々にデータ変換するのはとても手間がかかります。

spGateには標準でバッチ処理専用ユーティリティソフト(spGate-Job-Manager)が付属していますので、変換指示(ジョブ)を複数登録しておけば、翌朝には変換が終わっています。

変換の種類が同じなら、複数ジョブを一括登録可能です。

データサイズの大きな変換や、数の多い変換はJob-Managerで

コンピュータの性能が高くなりましたが、データサイズの大きなCADデータ変換には時間がかかります。また、変換するCADデータの数が多い場合には、操作の手間がかかります。

夜間実行で、Job-Managerを有効利用しましょう。

Job-Managerとは、spGateに標準で付属しているバッチ処理専用のユーティリティです。

変換命令(ジョブ)を複数登録しておくことで、夜間にデータ変換を行います。そのため、翌日すぐに手動操作が可能です。

各種変換制御

一般的なデータ変換は、自動ヒーリングを実施することを推奨しています。しかし、場合によっては単純なフォーマット変換を行いたい場合もあります。その場合には、ジョブ登録時に自動ヒーリングのON/OFF指定が可能です。

例えば、データサイズの大きなCATIAファイルをSTEPファイルに変換する場合、入力ファイル=CATIAファイル、出力ファイル=gatedsファイル(gatedsファイルとはspGateのオリジナルファイルです。)と指定します。このジョブを夜間実行しておけば、翌朝gatedsファイルを瞬時に開くことができます。

つまり、インポート時間を大幅に短縮することができますので、すぐにチェック・修正作業に取りかかることができます。もちろん手動操作が不要な場合には、直接CADフォーマットに変換してもOKです。

ジョブの一括登録

変換の種類が同じなら、個別にジョブ登録せずに、一括でジョブ登録が可能です。

例えば、複数のIGESファイルがフォルダAに入っており、全てを STEPファイルとしてフォルダBに変換したい場合、IGESファイルを一括選択することで、複数のジョブが自動登録されます。種類の異なる変換の場合には、種類の数だけ一括登録を繰り返します。

社内でデータ変換したい方が大勢いる場合には、spGateをアップグレードしてspGate-Auto-Batchというクライアント&サーバータイプの上位システムのご利用をお薦めします。

データ変換以外の利用方法も

spGate-Job-Managerの基本はデータ変換です。しかし、比較的処理時間のかかる以下の処理に関しても、spGate-Job-Managerを利用すれば、バッチ処理が可能です。

設計者から受け取ったCADモデルのパーツ干渉箇所をIGESファイル出力します。IGESファイルを設計者へ返すだけで、干渉箇所を簡単に伝えることが可能です。

gatecompファイルは、形状比較結果をカラーマップで階調表示した結果のファイルです。パラメータを調整すれば、サブミクロンの細かい違いも表示可能です。

50,000面の重たいCADデータも、陰面除去すれば1/100の軽いデータになります。不要な面が自動削除されますので、CAD操作のレスポンスが大幅に向上します。

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