曲線・曲面処理
美的曲線
チョウ(蝶)の羽や名刀と呼ばれる日本刀の刃先、アンモナイトの渦巻きなど、人間が「美しい」と判断する曲線を1つの数式で当てはめることができます。それを「美的曲線」といいます。この美的曲線を工業デザインに活用するため、数式で表現する研究が大学研究機関で進められています。
※この研究成果は、アルモニコスの製品 spScan 2019.1(2019年9月リリース)に正式に搭載しました。
美的曲線定義式
「美的曲線」とは、「対数型美的曲線」を指します。
曲率半径をρ
曲線長をs
とすると、左のような式となります。
対数型美的曲線は、曲率変化が単調であり、曲率対数グラフが直線となることがわかっています。
横浜国立大学 前川卓 教授、静岡大学 三浦憲二郎 教授の「美的曲線」に関する研究成果を勉強させていただいています。
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研究担当
AXION事業部 穆凱圓
修士論文は「Isogeometric analysis of shell models with accurate curvatures represented by B-spline surfaces」。
入社以来、点群、ポリゴンメッシュ、曲線・曲面関連の仕事に従事。アルモニコス製検査ソフトspGaugeの開発を中心として活躍。2018年からは同社製リバースソフトspScanの開発を新しい舞台に。
※所属・肩書は記事掲載時のものであり、現在とは異なる場合があります。