機能
3D CADで作成したモデルを点群データに取り込む
ClassNK-PEERLESSは点群データからモデルを作成するソフトですが、CADソフトなど外部で作成した3Dモデルデータを点群データ上にインポートすることも可能です。
本記事では3Dモデルをインポートしてどのように活用ができるのかをご紹介いたします。
活用場面① そのままモデルとして
既設の点群やClassNK-PEERLESSで作成した既設部分のモデルの中にインポートした3Dモデルを設置することができます。
新しく設置する設備の3Dモデルデータを所持されている場合は、モデルをインポートして配置してみることで、実際に設置した時のイメージがしやすくなります。インポートしたモデルは移動することもできますので、ClassNK-PEERLESS内でモデルを動かしながら設置する位置を検討することも可能です。
また、既存の設備については基本的には点群からモデリングするイメージになりますが、3Dモデルデータがある場合はインポートして設置するだけで表現できます。モデリング時間の短縮や設備等のモデルも詳細に表現したい場合に効果的です。

活用場面② 干渉チェック
ClassNK-PEERLESSには搬入出の経路検討でお使いいただける動的干渉チェックや既存設備との干渉やスペースの確保状況を確認する静的干渉チェックといった機能がございます。
干渉を確認する対象物として、ClassNK-PEERLESS内で作成したモデルやポリゴンメッシュだけでなく、外部からインポートした3Dモデルも選択できます。
そのため、新しく設置する設備の3Dモデルデータがある場合は、モデルをインポートして使うことで干渉確認がより正確になったり、リアルにイメージしていただけるかと思います。
動的干渉チェック
静的干渉チェック

活用場面③ 施工後の精度確認
ClassNK-PEERLESSには点群とモデルの誤差をカラーマップ表示する誤差評価機能がございます。
こちらはClassNK-PEERLESSで点群から作成したモデルの精度確認の際にお使いいただく機能ですが、外部からインポートした3Dモデルも誤差評価の対象になります。
そのため、施工後に取得した点群データに設計データである3Dモデルをインポートして重ね合わせることで施工後の精度確認でもお使いいただけます。

インポートできる3Dモデルフォーマット
ClassNK-PEERLESSにインポートできる3Dモデルフォーマットは以下の通りです。
フォーマット | 拡張子 |
---|---|
IGES | igs, iges |
STEP | stp, step |
DXF | dxf |
STL | stl |
PLY | ply |
PCF | pcf |
ACIS* | sat |
Parasolid* | x_t, x_b |
CATIA V5* | CATProduct, CATPart |
*オプション機能