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機能

点群データの中で新設配管のルート検討

ClassNK-PEERLESSは、基本的に既設の点群データをあるがままにモデル化することが得意なソフトですが、本記事でご紹介する「経路探索機能」は、点群データの中で新設の配管のルート検討ができる機能です。

既設設備に対して新設配管のルート検討をする際の課題

3Dレーザースキャナーの導入により、「点群」という3Dデータを取得できるようになり、人の手でスケッチして現況を記録するという手間はほとんど削減されました。しかし、この既設データ取得後に既設設備の中で新設配管の設計検討を行う場合、ゴチャゴチャとした点群データ上で新設ルートを見つけ出すのは至難の業です。

そのために、弊社では点群データをモデル化することを推奨しておりますが、場合によってはモデル化している時間がないケースや、見積段階等でモデルの使用用途が見込めず、そこまで時間をかけたくないというケースもあるかと思います。結果的に、データ上で新設ルートを探っていくよりも、現場で確認したほうが早いと感じている方もいるのではないでしょうか。

このような課題を感じている方に使っていただくことで、業務負担を軽減できる機能をご紹介します。

ClassNK-PEERLESSの配管経路探索機能でルート検討をお手伝い

ClassNK-PEERLESSの配管経路探索機能は、始点・終点となる配管を順番に選択すると、ビュー上にある点群とモデルに干渉しない最短の配管経路を計算し、新設ルートを作成する機能です。この機能を使うことによって、ゴチャゴチャとして見づらい点群データの中でも、干渉しないルートを簡単に見つけ出すことができます。

実際の動きを動画でご覧ください。

ただ、干渉しないように始終点間を繋ぐだけでなく、オプション設定である程度意図を持たせてルート探索することも可能です。どのようなオプション設定ができるのかは、実際にデモでご説明が可能ですので、ご興味を持っていただけましたら是非お問い合わせください。

問い合わせ先:peerless@armonicos.co.jp

経路探索機能の適用範囲

ClassNK-PEERLESSの配管経路探索機能は、選択した始終点を最短経路で結ぶという機能のため、詳細設計フェーズではなく、検討段階での利用をイメージして作られています。通路や階段上など人間が通る場所を避けたり、既設の配管に沿わせるなどの意図を持たせたルート作成を行いたい場合は、予め環境を整えて経路探索をすることで可能になります。例えば、配管を設置したくない場所にボックス形状を置いておいたり、意図的に配管を通したい箇所に中継地点となる配管を設置しておいたりといった作業になります。

具体的な適用範囲としては、見積のための材料集計や経路検討時のヒントとして使っていただくことを想定しております。

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tag : シミュレーション 配管経路探索