ClassNK-PEERLESSでモデリングを行うことで、空間の視認性を飛躍的に向上させることができます。そのために、痒い所に手が届くモデリング機能が備わっています。例えば、一部しか取得できていない配管の点群データから、配管径を予測してモデルを作成したり、モデリングが難しいバルブや階段といった要素にも専用機能があったり、詳細形状を表現するためのスケッチ機能などがあります。

点群が100%取得できていなくても、死角部分を補完してモデル作成ができる

レーザースキャナで頭上を通る配管の点群取得をした際、下半分の点群しか撮れていないことがあります。さらに複雑に配管が入り組んでいる箇所であれば、半分も撮れていないケースもあります。そういった場合でも、ClassNK-PEERLESSでは、取得できている部分的な点群から配管径を予測し、点群取得できていない部分を補完して配管作成することができます。

また、直方体や円柱などの幾何形状に関しても、全面の点群が取得できていなくても作成可能です。

豊富な各オブジェクトの専用機能

ClassNK-PEERLESSには、以下の要素に対して専用の作成機能があります。CADではモデリングが難しい要素であっても、ワンコマンドで直感的にモデリングできるように専用機能が作られておりますので、誰でも簡単にこれらの要素を作成することができます。

• 配管（直管・エルボ・ベンド・曲がり管・レデューサ・チーズ・保温材）
• バルブ（Globe・Gate・Angle・Butterfly・Ball・Safety・スペーサ）
• フランジ、フランジボルト
• 鋼材（H鋼、アングル材、溝形鋼、平鋼、I形鋼、T型部材、球平形鋼、角鋼）
• 角ダクト（直管・エルボ・ホッパー）
• 丸ダクト（直管・エルボ・レデューサ・角丸ホッパー）
• ケーブルラックc
• 階段
• 電線

スケッチ機能で自由自在に形状作成

上記のような専用機能がない形状であっても、モデリングをすることは可能です。例えば機器類のモデリングをする際、直方体や円柱作成機能で簡易的に表現もできますが、詳細形状を忠実に表現することもできます。
ClassNK-PEERLESSにはスケッチ機能があり、点群の形状を見ながらトレースして押出形状や回転形状で複雑な形を表現することができます。