活用例
自動ヒーリング機能でCADモデル品質を大幅アップ! -株式会社マイティミズタニ様
株式会社マイティミズタニ様は1964年に創業され、一貫してプレス金型の設計・製作に取り組まれてきました。自動車の各種ボディーピラー・サスペンションパーツなど、車の骨格部全般を扱われています。ものづくり企業としては珍しく、最近公式キャラクターも製作されたそうです。
今回は事業企画室の鈴木室長と技術部の二宮様に、spGateの活用状況を伺いました。
spGateを導入したきっかけをお聞かせください。
鈴木様:2019年までCaelumⅢでCATIAデータを受け取っていたのですが、製品サポートが2019年末で終了しました。そのため、新しくCATIAデータを受け取る方法をWebで検索していたところ、spGateを見つけました。
弊社の場合、CADmeisterや多数のCAM-TOOLを使用していますので、CATIAデータ以外にcfioやgmdファイルが全て標準で搭載されているのも導入の決め手になりました。
普段はどのような使い方をしていますか?
鈴木様:取引先の設計変更が頻繁に発生するため、形状比較機能をほぼ毎日使用しています。
従来はCADで2つのモデルを重ねて目視チェックしていましたが、この機能を使うことで見逃しがなくなりました。
二宮様:私の場合は、主にデータ変換と不具合修正(ヒーリング)で使用しています。
spGate導入前は、CAM-TOOLやCAEソフトにIGESで渡しても、面欠けなどの不具合が多発して対応に苦労していました。spGateを通すようになってからは、トラブルが減ってとても助かっています。特にIGESではなくgmdでCAM-TOOLへ渡すようになってからは、面方向(メッシュ線)が希望通りになりやすく面延長作業が楽になりました。
それ以外にも私のチームでは、鋳物の加工用ソリッドデータ作成で数名がspGateを利用しています。
従来ソリッドデータにならない場合には、他部署にモデル修正作業(CADmeister/CAM-TOOL使用)を依頼していました。
spGateを通すようになってから、どれくらい工数が削減されましたか?
鈴木様:正確な工数は現在試算中ですが、他部署への修正依頼が激減しましたので、大幅な工数削減につながっています。
アルモニコス:spGate2021.1では、多くのユーザー様からご要望いただいていたグループ情報変換を搭載しました。CATIAだけではなく、STEP/CFIO/CAM-TOOLにも対応しています。
鈴木様:レイヤーや色で仕分けするのは大変な場合があるので、グループ情報で制御できるとかなり便利になりますね。CAD/CAMシステムはそれぞれ別システムを使用していますので、様々な情報が共有化され、操作が共通化しているとオペレーターのストレスは軽減されます。そういう意味では、ちょっとしたことですが番線機能やビュー情報の保存機能はとても助かっています。
これからもデジタルエンジニアリングのメリットを最大限に活かして、良質な金型製作を目指していきたいと思います。
アルモニコス:本日はご多用のところ、お時間をいただきありがとうございました。
株式会社マイティミズタニ
〒489-0071 愛知県瀬戸市暁町3番地121
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