活用例
CADデータを取り込んで面分割されないようにしたい(ダイカスト金型メーカーG社様)
面データをCADに取り込むと、不必要に面分割されてしまう場合があります。
しかし、オリジナルの面データは、そもそも面分割されていないケースが多いのです。
CADデータを取り込むと、なぜ面分割されてしまうのか?
一般的に曲面は複数のパッチで構成されています。
CATIAをはじめとする市販のCADシステムは、面のパッチ境界を「折れている」と判断すると、CADデータ読み込み時に強制分割してしまいます。
しかし、オペレータは「なぜ面分割されているのだろう?」と思うだけで、仕方なくそのままCADデータを利用していることが少なくありません。
分割の可能性がある曲面を検出する
面のパッチ境界を「折れている」と厳しく判断するCADの一つとしてCATIAがあります。
spGateでは、CATIAの不具合チェック項目に「分割可能性のある曲面」という項目を用意しています。
このチェック項目はPDQガイドラインにはありませんが、spGateで独自に用意したチェック項目です。
このチェック項目が検出された場合、自動ヒーリングを行うことにより、指定トレランス以内で曲面近似を行います。
その結果、多くの面はCATIAで読み込んでも強制分割されずに済みます。
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